差し歯の種類や料金(値段・価格・費用)や、前歯と奥歯の差し歯の違い、保険適応など

差し歯 (歯の被せ物、クラウン) とは？

差し歯とは、虫歯などで歯を削ったあとに被せる歯の被せ物のことです。
専門用語では「クラウン」と言います。

差し歯の写真

差し歯の種類と料金 (値段・価格・費用)

差し歯の種類には様々なものがあり、種類によって料金(価格)に大きな差があります。

どの種類の差し歯になるのかは、歯や噛み合わせの状態、患者さんの希望などを考慮した上で、歯医者さんと話し合って決めることになります。

保険の差し歯

保険外(自費)の差し歯

硬質レジンジャケット冠

料金：３千～５千円 (保険適応)
用途：前歯の差し歯

オールセラミック

料金：８～１５万円
用途：主に前歯の差し歯

硬質レジン前装冠

料金：５千～８千円 (保険適応)
用途：前歯の差し歯

ハイブリッドセラミック

料金：４～１２万円
用途：主に前歯の差し歯

銀歯

料金：３千～５千円 (保険適応)
用途：奥歯の差し歯

メタルボンド

料金：８～１５万円
用途：前歯・奥歯の差し歯

ジルコニアクラウン

料金：１０～２０万円
用途：前歯・奥歯の差し歯

金歯(ゴールドクラウン)

料金：４～１２万円
用途：奥歯の差し歯

・保険の差し歯の価格は、保険適応３割負担の場合の自己負担金の目安です。

・保険外の差し歯の価格は大体の相場です。
　歯科医院によって上記の相場より高かったり安かったりすることもあります。

・歯科医院によっては取り扱っていない差し歯もあります。

なにが違うの？保険と保険外

料金 (値段・価格・費用)

・保険の差し歯
・保険外の差し歯

・・・　３０００～８０００円
・・・　４万～２０万円

保険の差し歯と保険外の差し歯では、料金 (値段・価格・費用) が全く異なります。

保険ではほとんどのケースで１本１万円弱であるのに対し、保険外の場合には安くても４万円程度、オールセラミックの差し歯になると１本１０万円以上する場合もあります。

見た目と変色

・保険の差し歯

・保険外の差し歯

・・・　白い材料に使えるのはレジン(プラスチック)のみ
　　　奥歯は銀歯になる

・・・　セラミック(陶器)やジルコニアなども使用可能
　　　奥歯にも白い材料を使うことができる

保険の差し歯には「レジン」というプラスチック製の材料しか使えないため、数年経つと必ず変色してきます。

また、保険の場合には奥歯は銀歯になります。

一方、保険外の場合には「セラミック」や「ジルコニア」などの審美性の高く、変色しない材料を使うことができ、奥歯でも白い材料を使用することが可能です。

差し歯が取れた・外れた、壊れたなどの場合の保証

・保険の差し歯
・保険外の差し歯

・・・　２年保証 (補綴物維持管理)
・・・　歯科医院によって異なる

保険の差し歯にはほとんどの場合で、「補綴物維持管理」というものがあり、差し歯が取れた・外れた、壊れたなどの場合には、治療をした歯科医院へ行けば無償で対応してもらえます。

⇒ 補綴物維持管理料について詳しく

保険外の場合の保証は歯科医院によって様々で、無償でやり直しをしてくれる医院もあれば、割れたりした場合の再作成の際にはもう一度同じ料金がかかる医院もあります。

余計なトラブルを避けるためにも、いざという時の保証内容については、治療前にしっかりと確認しておきましょう。